猫に服を着せるのはNGなのか?

もう直ぐハロウィン!最近では日本でも仮装やコスプレを楽しむ人が増えてきましたね。

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突然可愛いニャンコポリスが出てきてびっくりしましたか?最近こういうペットのコスプレも流行っているようです。これを着てトコトコ歩く姿を想像してみてください、もう悶絶モノでしょ?ペットショップに行くと可愛い服がたくさん、うちの愛猫にも可愛い洋服を着せてみたい!そう思う方は多いと思います。でも猫に服って着せてもいいの?今回は猫に服を着させることのメリット、デメリットをご紹介します。


猫に服を着せるデメリット

デメリットその①「セルフグルーミングができない」 猫は自分で体を舐め汚れや体臭を取り除き清潔を保っています。猫と言えばしょっちゅうペロペロしているイメージはありませんか?猫はとってもきれい好きなんです。きれい好きな猫に服を着させるとセルフグルーミングができなくなってしまいますね。そうすると段々とストレスがたまってきます。服を着せるなら短時間、日常的に着せないのであれば問題ないと思います。


デメリットその②「皮膚などの異変に気づけない」 猫は痛みなどを我慢する生き物です。何か異変があっても限界までじっと耐えるのです。そうならないように飼い主が異変に早く気付いてあげると何事も悪化したり手遅れになったりすることはありませんね。服を着せることで皮膚病、湿疹などの発見が遅れる可能性がありますが、これもデメリットその①と同じ短時間の着用であれば問題ありませんね。

なるほど。猫に服を着せるデメリットは猫ならではの習性が関係しているんですね。しかしどれも短時間なら大丈夫。ハロウィンやクリスマスパーティーに着せ終わったら脱がす、こういった使い方なら問題なさそうです。ではメリットは?


猫に服を着せるメリット

メリットその①「グルーミングして欲しくない治療中などに使用できる」 怪我や手術などで患部を舐めて欲しくない時に使えます。不妊、去勢手術の傷跡をカバーするのにもいいですね。猫は傷口を舐めて治そうとしますが、そうすると薬が取れてしまったり縫った傷が開いてしまう可能性もあります。エリザベスカラー(首につける円錐状の保護具)を使うことが多いですが慣れないとうまくご飯を食べれなかったり、いつも通れるところが狭くなって自由に行き来できずストレスになってしまったりと不便ではあります。そんな時猫用の服を着せればグルーミングを防止できますしご飯や遊びも自由にできます。傷などがある場合は通気性の良い服が理想的です。


メリットその②「高齢猫やスフィンクスなど被毛が薄い猫にの寒さ対策になる」 猫が嫌がらない場合は高齢猫や肌がむき出しになっているスフィンクスなどの猫種の寒さ対策に洋服が効果的です。高齢猫になるとグルーミングもあまりせず丸まって寝ていることが多くなりがちで温度調節も苦手です。ベストなどを着せてあげると寒さを防いであげることができます。

【結論】 イベントごとに短時間着せる分なら問題はない!しかし猫が嫌がったらやめてあげましょうね。使い方によっては服ならではのメリットがあります。人間のコスプレもイベントなどに来て普段はきませんよね。それと同じ感覚で、嫌がらないのであれば少しの間着せて可愛い姿を楽しみ脱がしてあげる。人間のエゴを押し付けないよう猫ちゃんの意見を尊重しましょう!

img_5923 私の猫は特に嫌がらなかったので不妊手術後はこんなスクールガールのような感じでした(笑)


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