猫の去勢手術の必要性(オス猫の場合)
望まれない妊娠を防ぐためにも、病気予防にも猫に去勢を受けさせる飼い主が増えています。 猫の去勢の必要性やメリット、デメリットをご紹介します。
去勢手術の必要性
猫の去勢手術をするかどうかは飼い主の自由です。
それぞれメリット、デメリットがあることも事実です。
ここではオス猫の去勢手術の必要性について考えていきましょう。
オス特有の行動を抑える事ができる
猫は縄張り意識が非常に強く、特にオス猫は 縄張りをめぐって他のオス猫と喧嘩になる事もしばしば。 しかし、去勢手術をする事によって このような本能に基づいた行動を抑える事が可能です。
さらに猫特有の放浪癖や オス猫のスプレー行為(尿をスプレーのようにまく)などの改善も。 多頭飼いなどでメスがいる場合、マウント行為も軽減されます!
病気の予防も
去勢手術は精巣を取り除く為精巣腫瘍を防ぐ事ができます。 また前立腺疾患の発生率を下げることもできます。 オス猫はメス猫に比べ前立腺疾患にかかりやすい傾向にあります。
他にも性的な欲求不満から来るストレスから開放される、 また欲求不満が原因の問題行動も予防できるなども期待できます。
去勢によりオス同士の争いが少なくなることで 野良猫の場合は猫免疫不全ウィルス感染症や猫白血病ウィルス感染症などの 感染症リスクを下げることもできます。
野良猫の去勢は公益財団法人 どうぶつ基金がボランティア活動で無償で行なっている
去勢手術(さくらねこ)などがありますので興味のある方は是非。
猫の去勢手術は飼い主にとっても猫にとっても
不幸な子猫を増やさないためにも必要な事だと思います。