猫の餌、ドライフードとウェットフードってどっちがいいの?
皆さん愛猫には普段どんなご飯をあげていますか? ドライフードであったりウェットフードやそれぞれを少量ずつ混ぜ合わした物、交互に与えているなど愛猫の好みや体調によって使い分けている事と思います。しかし、ふと思った事はありませんか?ドライフードとウェットフード、どちらの方が猫の体に健康的にいいのか、どちらかに偏る事でデメリットはないか・・大事な家族でもあるペットの健康問題は重要な事です。今回はドライフードとウェットフード特徴、メリット、デメリットを徹底的にご紹介したいと思います。
ドライフードの特徴
ドライフードとは乾燥したタイプの餌の事です。猫がカリカリと食べる事からそのままカリカリと呼ばれる事もあります。ドライフードの特徴は比較的安価で量が多く販売されている事、大きい物だと5キロ〜10キロサイズで売っています。これらは経済的なので多頭飼いに向いています。また長期保存ができる事、一度開封してもしっかりと密閉して保存しておけばある程度は大丈夫と扱いやすいです。
ドライフードのメリット
- 腹持ちする
- 水分が少ないので餌を出しっぱなしにしておいても大丈夫
- 安価なので経済的
ドライフードは水分が少ないのでお腹にしっかりとたまり腹持ちが良いです。水分が少ないということは劣化しにくく、夏場のお留守番などで餌を出しっぱなしにしておいてもある程度は問題ありません。
ドライフードのデメリット
- 高カロリーなので与えすぎると肥満になりやすい
- 水分が少ないので猫の水分摂取量が落ちる
- 猫が飽きる
高カロリーで水分が少ないため与えすぎると尿路結石や便秘になりやすくなってしまう可能性があります。ドライフードを与える場合は必ず近くに水を置いておき猫が好きな時に飲めるような環境を整えましょう。嗜好性がないので飽きてしまう猫が多いようです。たまに水でふやかしたり猫用のふりかけをかけてあげると食いつきが良くなりますが、一度美味しいものを覚えるとそうしないと食べてくれなくなる可能性もあります。
ウェットフードの特徴
ウェットフードは全体の約70〜80%が水分と非常に水分含有量が多いことが特徴です。1日で与えられる量が小分けになっていることが多く、一度開封するとあまり日持ちしません。柔らかいので食べやすく猫の食いつきも良いです。
ウェットフードのメリット
- 水分が多いので自然と水分摂取量増える
- 柔らかいので消化が良い
- 猫にとっても美味しいのか食いつきが良い
ドライフードの水分量が5〜10%に比べ、ウェットフードの水分量は70〜80%とかなり大きなっています。猫はもともとあまり水を飲まない生き物なので水分を取らせたい時にぴったりです。また柔らかいので消化も良く歯の悪い猫も食べられます。嗜好性が高く食いつきが良いこともウェットフードのメリットです。
ウェットフードのデメリット
- 柔らかいのであまり噛まなくなる
- 虫歯、歯周病になりやすくなると言われている
- 一度開けると日持ちがしない
- 腹持ちが悪いのですぐに餌を催促してくる
- 水分が多いので思うようにカロリーが取れない
ウェットフードは柔らかいので歯に残りやすくドライフードに比べ虫歯や歯周病になりやすい傾向があると言われていますが明確に証明したデータはありませんのでなんとも言えません。一度開封してしまうと保存が難しいので日持ちもしません。ウェットフードの70〜80%が水分のため腹持ちが悪く、カロリーを摂らせたい猫などには思うように摂取できません。
ドライフードとウェットフード、それぞれメリットデメリットがありますね。大事なのは愛猫の状態に合わせて餌も変化させること。年をとったなど体調が変わった時それに合わせて適切なものを与えましょう。食いつきが悪くなってきた時はウェットフードとドライフードを混ぜるなど工夫をすると改善されるかもしれません。それぞれの長所短所を見分け使っていきましょう。